Abyss

日々の思索と妄想と魑魅魍魎。三木清の『人生論ノート』や小林秀雄の『考えるヒント』みたいな随想録や告白集を書くのが夢。嘗て高校教諭。現在はラップ研究している大学院生。Peace.

奥義、二重否定!

太っている人とは太るための努力を惜しまない人だ。これはオタキング岡田斗司夫の名言である。我が意を得たりと感じた。なるほど。この考えで行けば、痩せている人は痩せ続け、太っている人は太り続けるのは自然の理法に適っている。太っている人が、何らか…

言語習得・読書・音楽

一度も笑わなかった一日は最も無駄な一日である、というような名言をなぜか覚えている。大したことは言っていないのに、なぜか頭にこびり付く様な言葉やフレーズはあるものだ。私から言わせれば、一つの新しい英単語、漢字、熟語、諺、語源的知識を知らずに…

師事する力

大学から大学院から今まで、ものを知りたいと思って居たが、果たして、私は何を知ったのか。知識は増えたのだろうか。物量としての知識は、余り増えていない。大学受験の時に、そういうインプットに辟易してしまったのだ。その代り、今手元にある知識なり経…

ピザが食べたい

普段は、《お題》の存在など気にも留めず、その瞬間に書きたいことを書いているだけなのだが、今日の《お題》は素晴らしい。「ピザが食べたい」こんなに興味深く、かつ中身のないお題、即ち、ふつうのお題は、なかなかない。ピザが食べたい、とは何か。 ピザ…

All I want

I want a book. I want a friend. I want a girl. I want a house. I want a dog. I want a cat. I want a desk. I want a chair. I want a table. I want a dish. I want to listen to a piece of music. I want to go to a movie. I want to have a cup of…

心と体の管理・保護

自制心を持ちたい。過剰な好奇心、物事に対する異常な執着心、過去への囚われや怨恨を退けたい。没頭する頭、動き続ける手足、止まらない体を、一度静止させ、中止させ、停止させたい。また、逃げる頭、弛緩した手足、死んだように冷たい体を、集中させ、伸…

修士論文という孤独

私は孤独だ。研究しているのだ。音楽と格闘する。何を言っているのか分からない。何を伝えたいのか。俺は英語が得意だった。しかし、それは既に回答が与えられている英文を、しかも大切なところに下線を引いてくれていて、そこを訳すだけでよかった。今は違…

思い付きでものを言う愉楽

・私の友人とは、未だ救われていない者たちだけだ。既に救われたような顔をした者たちとは、私は、付き合いたくない。 ・大衆的であることが罪なのではない。自分の中の大衆的な性格が、自分を支配していることが不快なだけだ。 ・時間に遅れるのをモットー…

親孝行は善いことか?

親孝行とは、果たして善いことなのだろうか。悪いことではなさそうだなと、漠然と心に懐き続け、文章化しないまま―と言ってもわざわざするような人は少ないと思うが―親の為に、親が悲しむようなことはすまいと思っていた。しかしながら、昨日、はたと考えさ…

弱い自分に向き合う

担当のK医師と会った。家族について話がふられ、自分の性格について診断が下された。 ・親の過干渉、甘やかせがある。 ・いい大人捕まえて「約束」ってなに? ・好きな事をしていいよ、けど、公務員がいいよ。子供をがんじがらめにしている。 ・しかし、本人…

生きる哀しみ

人生とは、確かに、一瞬の選択と長く続く後悔と自責の念だけである。あの時あちらを選べたはずなのに、なぜこちらを選んでしまったのだろうと悔いる。こちらを選んでしまったばっかりに、今の私は不幸であると自らを責める。後悔とは、失敗やミスした後に起…

And you don't stop.

集中力を高めることは、意志の力を証明するようなことで、自己との闘争であるように思われる。こうした前提は、大抵の場合、虚偽である。前提を否定し、新しい視点を持って来て、左程代わり映えしない結論を導くのにも飽きた。集中力も、意志の力も、自己と…

ストレスとの付き合い方

【単独かつ無料で可能なこと】 ・アファメーション(affirmation) ・コーピング(coping) ・マインドフルネス(mindfulness) ・瞑想 ・筋トレ、スクワット、野球バットの素振り ・祈る ・横になり目を瞑る 【道具が必要なもの】 ・散歩 ・半身浴 ・英文の…

読書依存症からの脱却

音楽とは薬である。では読書はどうか。読書は先ず習慣的でありる。顔を洗ったり歯を磨くように、そうしないと気持ち悪いからという生理的な理由から読んだり書いたりする側面がある。次に、趣味として行う読書もある。喫茶店に行く、中華料理屋に行く、公園…

音楽とは薬

中学二年生の夏、私の人生の転機が訪れた。一つは、MD・CDプレーヤーを買ってもらったことだ。パナソニック製で、一度に5枚のCDを内蔵でき、リモコンで好きなCDを再生することが出来る、当時の無知の私にとっては夢のようなマシーンであった。そこから私にと…

祖母の箴言集

・結婚とは一枚の写真である。他は何も残らない。 ・人間関係の痛みよりも、心身の苦痛の方が治癒しがたい。 ・死ぬのは怖くない。痛みが辛いだけだ。 ・便所に行くのが怖い。眩暈が恐ろしいから。 ・過去を振り返らない。振り返っても仕方ないから。 ・前進…

本能の緩和

【緩和したい本能の列挙】 ・甘食を食べたい ・一日中横になって布団を被っていたい ・一人になりたい ・他人に邪魔されたくない ・何者からも指図、指示、命令されたくない ・好きな人となら、一緒に居たい ・好きな人となら、一緒に海に行きたい ・好きな…

魂(spirits)について

論文のことを考えると死にたくなるのは何故だろうか。それは、論文のことを考えることと「死にたい」という希死念慮、生の希薄、生からの逃亡、根底での反抗心を芽生えさせることを、自動的に結び付けてしまっているからではなかろうか。即ち、端的に申せば…

凝視と鳥瞰

己の心に映る像が絶えず変化し、気持ちも一所に在らず、「諸行無常」と心中で呟いてしまうくらいの、古来から在る情緒(sentiments)に浸っている。昨晩思いついた言葉を反駁する。「罰としての人生を求めよ」それを発したときの正確な情緒など、言葉に表せ…

死の匂い、そして気づいたこと

・様々な思いが過ぎる。情けなさ、不甲斐なさ、自信の喪失、ある種の解放感、疎外感、周縁者、爪弾き者の自覚、己を傍観する感覚、体の浮遊感、表層を漂う感覚、漂流物としての己、循環思考、突発的なアイディア、硬直した体、習慣という牢獄、生活という地…

経済活動としての生

『まんがで読破!ケインズの経済学』を読んで看取したこと、そこから空想したことを書き留めて置こう。 ・人間の生とは、経済活動に参加すること。 ・「参加」とは、即ち積極的にせよ、消極的にせよ、否応なく行われていることを知ることであり、みんな同じ…

甘えの哲学

・「甘え」という観点 ・私の「甘え」を感知するセンサーは、父親譲りである。 ・振り返れば、私の「甘え」センサーは、中学一年生の誤認逮捕事件によって極度に感度が上がった。 ・キリスト、ブッダ、アッラーフ、天照大神、天皇陛下、親鸞聖人、道元禅師、…

善く生きる技術としての自己有用感

身支度は10分で出来る! ・気持ちの切替(告白、省察、祈り)・身体の切替(スクワット、腕回し、腿上げ、腕立て伏せ、発声練習)・着替え、歯磨き、整髪、靴と鞄↓出発、家を出ながら考えること軽はずみなこと、軽率なこと、甘言 「俺を待っている人が居る!…

自己救済への道

この論文は、選択の問題ではない。やる一択だからだ。これは、選択ではなく、己に課した使命であった。だから、論文とは即ち、使命に向き合うための姿勢の問題であり、個別的状況に於ける具体的な方法の問題である。一般性や普遍性は、度外視されるべきだ。…

保守とは生の美学である

今日も修士論文から逃げた。勝谷さんなら、もし勝谷さんが私と同じ状況だったらどう行動しただろうか。勝谷さんは強い人だ。鬱病に負けずに執筆活動を止めなかった。責任感が強い人だ。勝谷さんは癖の強い、好き嫌いの多い人だった。自由平等博愛のフランス…

食の在り方について

食事の在り方について、「べき論」より始めるか、「べからず論」より始めるか、発見したことの列挙より始めるか、定義の変遷の考察より始めるか、色々と迷った末に、経験より得た発見と工夫の列挙から始めることにしよう。 ・臥して食すと後で気持ち悪くなる…

three sentences is long enough.

・聞き分けよ。見分けよ。分別せよ。 ・意気込むな。無理をするな。自分を追い詰めるな。 ・発破をかけるな。人参をぶら下げるな。自分で自分を見くびるな。 ・静けさを作れ。清潔さを保て。秩序を求めよ。 ・祈ることは恥ではない。祈ることは罰ではない。…

さよなら、勝谷誠彦さん

コラムニストの勝谷誠彦さんが先日亡くなられた。享年57歳。大変優れた言論人として多方面で活躍された。放送作家、雑誌編集者、取材記者、ルポライター、紀行家、コメンテーターなどの多彩な顔を持つ一方、独自のインディペンデント・メディアを立ち上げ、…

黙読・朗読・書写・解釈

虚心坦懐に言葉と対峙し、鏡に映る己の姿を凝視するような読書のことを「黙読」と呼びたい。黙読に相応しい書籍の範疇は、古典や教養小説、聖典や経典などである。疑義を挟む余地のないほど完成した文章である、と一般的に見做されている書物と接するとき、…

気づく前に、気づく

そうか、哲学や思想というのは結局、地理学と考古学に落ち着くもんだ。近代ドイツ哲学、近代イギリス哲学、中世フランス哲学、古代ギリシャ哲学、古代インド哲学、中華思想、日本思想、アメリカ思想という風に。地理学的な視野の動的な態度と、考古学的な想…