Abyss

日々の思索と妄想と魑魅魍魎。三木清の『人生論ノート』や小林秀雄の『考えるヒント』みたいな随想録や告白集を書くのが夢。嘗て高校教諭。現在はラップ研究している大学院生。Peace.

目的のない努力こそ

 我が子に盲目的な愛を与える母親のように、私もまた盲目的な努力を研究に注ぎたい。どんな研究でもいい。翻訳でも、文化論でも、詩学でも。人間によって書かれた文字に対して、敬愛や尊敬の念を持ちたい。役に立つとか立たないとか、売れる売れないはとりあえず二の次にして、金の工面なら何とでもなる、と思って、夜は勉学に勤しみたい。こうやって書くのは、今それができていないから。とても疲れやすくなっているから、集中が続かないのだ。頭の奥がぼうっとして、気づいたら寝てしまっている。起きれば、また読みだす。その繰り返しだ。

 

 やるべきことは趣味ではない。やるべきことはまず生活の安定とその確立だ。その上に研究が来る。順序を間違えないようにしたい。生活が気になって勉強も覚束ないというのが、一番危険だ。難しい挑戦だが、やり甲斐のあることだと思う。苦しみを糧にした研究の方が、楽しい、はずである。まずはそう信じてやってみるしか、今は方法が見つからない。否、方法は無数にあるが、私が選んだのは、仕事と研究の両立である。一本に絞らない。そう決断したのだ。しかも、その研究は趣味と言ってもいい。無目的にやる。本を出版するとか、研究仲間を作るとか、そういう営みにしたくたい。もっと個人的な豊かな時間にしたい。