Abyss

日々の思索と妄想と魑魅魍魎。三木清の『人生論ノート』や小林秀雄の『考えるヒント』みたいな随想録や告白集を書くのが夢。嘗て高校教諭。現在はラップ研究している大学院生。Peace.

教養主義を諦めた!

  最近は本を買ってばかりいて全然読む気がしない。何故か。筆の方にばかり時間を割いているからである。詳細な知識として覚え、かつ全体の大まかな流れを把握するための読書の筈が、自分の考えたことの正しさの援用や格好つけるための引用としてばかり読書体験を利用しているのだ。だから作家が偉そうなのは仕方のないことだ。己の独自性の表現だけで飯を喰うのは相当の自惚れ屋さんか、逆に、馬鹿のふりをした聖人君子であるに違いない。今の私は無論前者であるのだが、かといって後者にも為りたくないのだ。ただ、書くために書きたい。全く意図せずに書きたい。行為的直観として作家活動、研究発表を遣りたい。毎朝歯を磨くように本を書きたいし研究がしたい。だからもう教養を身につけようとするのは、飽きてしまって、完全なる習得が無理であると諦めてしまった。しかし、それでいいのである。