Abyss

日々の思索と妄想と魑魅魍魎。三木清の『人生論ノート』や小林秀雄の『考えるヒント』みたいな随想録や告白集を書くのが夢。嘗て高校教諭。現在はラップ研究している大学院生。Peace.

管理の管理

 管理したい欲求は、欲求である限り満たされないだろう。実現したとしても空しいだけだ。じゃあ空しいからやらないのか、と自問すれば、そうではないと答える。何を管理したいのか。まずは健康であるので食事と運動と睡眠である。その結果としての体調も定点観測したい。何を食べたか、飲んだか。どれくらい運動したか。どれくらい寝たか。体重はどう変化したか。爪に艶はあるか。目の色はどうか。髪の艶はどうか。関節は痛まないか。薬は飲み忘れていないか。健康診断を受け忘れていないか。予約した病院に行き忘れてないか。そういった定点観測をデータに残すことが、健康管理である。

 次に、仕事と稼ぎの管理である。委託された仕事の状況をミエルカする。支払いの確認。また支出の確認。カードの支払いの確認。こちらは定点観測というよりもカクニンが主になる。書類の提出確認。期日の確認。仕事の半分はカクニンであることを、私は最近になって漸く分かってきた。

 次に、論文である。こちらは以前カリキュラムを立てたのでそれに沿う形でよい。問題は、沿えなかった場合の進捗状況の整理と調整である。昨日できなかったことは今日できない。このテーゼに沿えばよい。昨日の自分を私は超えられないことを知るべきで、今日の自分だけが特別に天才的な仕事が出来るわけがない。無理のないペースでいけばいい。

  最後に、私の管理すべき欲求とは、管理したい欲求そのものである。自制心と自己管理は表裏一体だ。やり過ぎてはいけない。中庸の精神が求められる。