Abyss

日々の思索と妄想と魑魅魍魎。三木清の『人生論ノート』や小林秀雄の『考えるヒント』みたいな随想録や告白集を書くのが夢。嘗て高校教諭。現在はラップ研究している大学院生。Peace.

失敗学の研究

 「でも・しか」の気持ちで始めたのにも関わらず、「一所懸命」の美徳を守ってしまった。軽はずみな気持ちと身体の酷使が相まって、心身に多大な影響を及ぼした。

 気持ちと動きを一致させると、快楽が生まれる。勉強したい気持ちで勉強すれば、スムーズに、しかも疲れも少なく取り組むことができる。その逆も然り。

 つまり、論文が書きたい気持ちになるように、自分を高めていけばいい。書かねばならないという強迫観念が、論文を書けなくさせている。自分に染み付いた強迫観念や固定観念、習慣的動作、自動思考。こういった物を隅々まで疑うこと。これから始めるのが肝心だろうと思われる。

 勿論、失敗の原因は一つではないし、自分の考え方以外にも、例えば組織の在り方などは私個人の努力を超えた、不運としか言いようの無い要素も多分に含まれているようだから、あれこれ悩んでも仕方ないのかもしれない。

 自己分析すればするほど、自分が「非」自己依存型の人間なんだなあと感じる。自己以外の物や人なら、何でも利用しようとするけども、唯一自分の成功体験からは学ぼうとしない。

 自分の成功体験とは、果たして・・・?自分は今まで何かに成功した事があったかしら。自分に褒めてあげたことは、最近あったかなあ。・・・ないなあ。

 小さな成功体験を積み重ねること。恐らくだが、これが一番手っ取り早く自己肯定感を生み出すのだろうか。

 「シニタイ」と無闇に頭の中で呟いてしまうのも、大抵自分に嘘をついているときだ。これは警告音なんだろう。もしくは、直感が教えてくれていると言っていい。だから、それ自体なんら不思議ではない。むしろストッパーの役目を果たしてくれていると考えたほうがいいのかも。「先取り幻滅」とでも言おうか、それをすると幻滅するよと予め教えてくれているのだ。