Abyss

日々の思索と妄想と魑魅魍魎。三木清の『人生論ノート』とパスカルの『パンセ』が私の心の拠り所。Peace.

本音の話

 本音で話そう。正直に包み隠さず話そう。真実を語ろう。

 私は修士号なんて要らないから、家族がほしい。沢山のお金やリッチな暮らしがしたいとは、あまり思わない。年収で暮らしを測りたくない。他人が測るのは勝手だが、自分から他人の尺度に合わせる必要も義理も無い。

 好きな人と一緒に暮らせれば、あとは特に大したものもいらない。 

 AIに取って代わられないのは、俺の死と再生の循環だけだ。仕事は奪えても、収入が目減りしても、俺の努力は奪えない。

 家は借家でいい。家具はニトリIKEAで十分。車は中古車でいい。服はファーストファッションでいい。書斎も要らない。大きな本箱とパソコンと机と椅子があれば十分だ。ご飯も卵かけご飯とお茶でいい。寝具も折りたたみのマットレスと布団一式で十分。月の本代も一万円くらいでいい。習い事もしなくていい。散髪は二ヶ月に一回でいい。病院も定期検診だけでいい。僕の暮らしは死ぬまで現状維持でいい。

 タバコとコーヒーと一冊の本。それだけあれば生きていける、か?

 でももし、好きな人がこの暮らしを変えるのなら、それはそれで変えてもらっていい。家が欲しいなら家を買えばいい。新車がいいなら新車にすればいい。習い事を一緒にしたいならすればいい。必要なのはお金の前に、状況と心境の変化だ。

 修士号なんてしなくていい。下らない。

 人が喜ぶ顔が見たい。できれば身近な人、大切な人、お世話になった人の喜ぶ顔が見たい。その為なら、多少の苦労や気遣いは何でもない。

 果たして、修士号を貰うと、親は喜ぶか?友は?師は?喜ぶだろう。だからしようと思う。自分のためにしたくない。自己満足なんて薄汚い根性持ちたくないし、金輪際捨て去りたい。

 滅私こそ至善だと信じたい。信じるように努めたい。努めるだけじゃなくて、行動に移したい。

 プラグマティックな反骨心がないと生きた心地がしない。求めるべきは他人の幸福、捨て去るべきは保身とぬくぬく。居心地の良さなど捨て去っていい。

 狼狽えながらも必死に生きてる方がいい。死ぬ覚悟で生きる方がいい。

 いつか死んでしまうことを毎朝毎晩脳内で反復したほうがいい。