Abyss

日々の思索と妄想と魑魅魍魎。Peace.

苦労が怖い!

 そうか、俺はただ苦労するのを異常に怖がってるだけなんだと、気付いたら少し気分が楽になった。苦労か。苦労人になりたくない。たとえ幾ら苦労を積み重ねたとしても、そんな片鱗を一瞬でも他人に見破られては「負け」である。そうだ、苦労なんて嘘なんだから。

 

 人から嫌われたり、煙たがられたり、嫉妬されたり、軽蔑されたり、無視されたり、孤立に追い込まれたり、侮蔑されたり、罵られたり、見放されたり、叱責されたり、差別されたり、その他一切の人格的な攻撃を受けたりする事態に、何ら現象的な不思議さや神秘さや驚きは無い。自然な出来事が目の前で展開されているだけだ。詮索したり、訝しんだり、物思いに耽ったりするような対象としては、関心の幅も興味の深度も足りないのであり、瞬間的な怒り、殺意、破壊衝動、逃避、自動的な防衛機制が働くこともあるが、やはりそれも意図して為すべき行為、状態、動作ではないことは明らかである。

 

 バカやアホや間抜けな者を相手にしないのではない。真に驚くべき事に驚くべきであり、真に不可思議な現象を前にして初めて感動するべきであるということだ。または、起こるべくして起きたことについて、あれこれと嘆く必要はない。バカなものが賢いことを言えば、それこそ驚くべき事である。冷酷な人間が優しい行為をした、それこそ訝しむべきである。バカがバカな言動をしているのを見れば、彼・彼女はバカであると見做すほか無い。

 

 馬鹿論。それは一行で済む。

 

 馬鹿は死んでも治らない。

 

 

 真に悲しむべき事、悲哀を抱くべき事は、軽薄な人間によって己の魂が簡単に傷つけられてしまったことである。

 

 如何にして強くなるか、魂を守り抜くか。そちらを真剣に考えるべきである。